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犬のしつけ、トレーニング、遊び、食事、いぬ本書評・・・など色々な犬に関する情報と愛犬マルコ(ワイヤーフォックステリア)との日常を、日記風に紹介しています。

フントスポルト

あけまして
20060103163006


オメデトウゴザイマス

冬至を過ぎてからというもの、着々と日は長くなっています。6月下旬の夏至で日暮れが20時と考えると毎日1,2分ペースで日暮れの時間が遅くなっている事になります。明るい時間が延びるのは大歓迎。多少寒くても外に出ようって気になります。

年明け早々、私とマルコの関係は少しギクシャクしています。きっかけの見当は付いているのですが・・・これを機に積み上げたものをもう一度ばらして、再度組み立て直そう!と思い立ちました。なかなか勇気のいる事ですが、今以上を望むならするしかないでしょってことで・・・。

ある段階に到達した時点で、その状態を保つ事を「面倒くさい」と思ってしまったし、それ以上を望まない自分になってしまっていたのかもしれません。満足してしまってました、「どうとでもなるし」って。怠慢というか胡座をかいていたというか・・・でもすこし欲が出てきました。

やる気になったところで、じゃあどうやって分解していこうかなってところもまた難しいのです。今のマルコに必要なことは・・・と考え、とりあえず「待たせてみよう」となりました。で、歩いて来て座らせてそのまま私は薄暗い河川敷をズンズンあるいて30メートルほど離れてみました。「呼ぼうかな」という気持ちが一瞬浮かびましたが即却下。マルコが「呼ぶだろう」と思っていそうでしたから。暗くて表情をハッキリと見ることはできませんでしたが、その辺はテレパシーでわかります 苦笑。だからしばらく時間をおいてからマルコの居る所までもどり、少し身体を撫でてみました。そして解放、そしたら・・・マルコは私が歩いていった方めがけてダダダーッと一直線にダッシュ。「えっ?前進?」みたいな・・・。想定外のリアクション、強要すると弾けるってヤツ?!そーですか・・・そんなに私から離れたいわけね!じゃ私から離れていってあげる!ってことでしばらく何事もなかったかのように歩き、いきなり「伏せ」を命じ私はまたスタスタ歩いて行きました。ときに小走りに、見えなくなるくらい離れてマルコの視界から姿を消しました。暗い河川敷にちっちゃい白い敷物みたいなのが遙か彼方にポツンと見えるくらい離れ、5分ほど放りっぱなし。「これで少しは私のありがたみが分かるってもんよ!」心中はプンプンです。そんな怒りもすこしおさまった頃、ゆっくり歩いてマルコのところへ戻り「さぁ、今度はどうする?」と思いながら解放。さすがに離れませんでした、私からすれば「それがフツーだろう!?」ってカンジです、「前進」と間違えていたのならいざ知らず・・・。マルコの場合前にやったことのあるコトを雰囲気で覚えていたりするふしがあり、勝手に思いこんで実行するちょっと「えっ?」なところがあるので、間違えていた可能性も否定はできません。もしそうだったとしたら私が「弾けた!」と思ったのは誤りですし、その前の段階で「座って待たせて私が戻ったら前進と間違うかもしれない」と思い「最初から伏せさておけばよかった」という事になります。だけどまさかそんなことになるとは思いもしなかったもので(だって何年前のことヨ~)・・・苦笑。この時私は弾けた(様に見えた)マルコに対して何もせず(内心はプンプンでしたが)冷静を装って次の手段を考え実行に移せたことが救いだと思っています。私の判断が合っていたか間違っていたか、どちらにしてもこれでよかったと思います。

その時その時に犬に何を伝えたいのか?そのためには何をするとよいか?失敗させないためには?あえて失敗させてそれをたしなめて次に成功させた方がよいか?と即座に思いを巡らすことが出来るようになるにはやはり日頃からトレーニングをするべきなのですね、自分の頭のトレーニングも兼ねて。

とにもかくにも私が望んだ結末で今日の散歩を終えることができました。帰りの車中、私は一人「デート中にケンカしたカップルが、また仲直りしたみたい」とニヤニヤ。マルコからすれば「なんや今日はプリプリしてー、ホルモンバランスわるいんちゃうのん!?」くらいに思っていたかもしれませんね。それでは困るんですけど・・・。

「犬の心は何処かを押さえると何処かが出っ張る風船のようなもの、バランス良い心を作る術を学べ」とは師の言葉です。術とはすなわち「考える頭」のこと。わたしも今年はもう一度原点に立ち帰り、マルコの心の教育に専念したいと思います。2月の大会までになんとか帳尻合わせたい。


【前進及び伏せ】 訓練科目の一つ。ヒモ無し脚側行進で数歩あるき、
          腕で方向を示すと同時に「前へ」のコマンドをかけ
          指導主は立ち止まる。犬は駆け足で最低30歩
          前進しなくてはならない。前進している犬に「伏せ」の
          コマンドをかけ、その場に即座に伏せさせなくては
          ならない。


競技会や試験では表現力も評価されるため、教えるときはモチベーション(オモチャ)ありきのことが多い。本当の意味での前進は超遠隔のハウスというと分かり易い。犬はイヤでも伏せの指示があるまで飼い主から離れて行かなくてはならず(しかもハウスのようなハッキリしたゴールはない)どちらかというと追い込まれているカンジもしくは義務感。しっぽは下がり駆け足というよりは早足くらいのスピード、けなげ。逆にモチベーションありきで教えられている犬はしっぽも上がり、喜々として走り、ピシャーンと伏せる、終始意欲的。マルコがどちらの方法で覚えたかは言うまでもありませんね。


(hu)
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