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犬のしつけ、トレーニング、遊び、食事、いぬ本書評・・・など色々な犬に関する情報と愛犬マルコ(ワイヤーフォックステリア)との日常を、日記風に紹介しています。

フントスポルト

母が子へ教える気持ち
私が自慢に思っていることのひとつに
我が犬に「曲がる楽しさを教えた事」というのがあります。

我が犬は猪突猛進なワイヤーフォックステリアで、
他の犬種とは違い、比較的後ろ脚の脚力が優れているのが特徴です。
そのため直線的に走ることが大好き。
曲がるのはあまり得意ではありません。

そんな犬だったので、アジリティーを教え始めたときも難儀しました。
どうすれば曲がることを好きにできるのか!?と。
矯正しても、モチベーションをつかっても、
機嫌を損ねると結局「もーいや!」とばかりに
私の指示する障害ではなく、自分がより気持ちよく走ることができる
直線的なラインを勝手に走っていってしまっていたのです。

これではいかん!なんとかせねば・・・
と考え抜いたあげく、やっと私は我が犬の身体的特徴に着目し始めました。
「前足の筋肉を鍛えてみよう」
そこからは楽しいかったです。どーいう動きの中で前足の筋肉を鍛えることができるか考えるのが楽しくてしょうがない。スポーツ選手のコーチってこういう気持ちなのかナ、と思いました。

筋肉を鍛え始めてしばらくしたら、今度は曲がる楽しさを教えられるような遊びを考えました。今のところうちの犬の場合はサッカーをしながらフェイントをかけるのがお気に入りです。あとはまん丸でないボール。転がっているうちに方向が突然変化するようなものを追いかけるのが楽しいようです。

身体能力をそこそこ引き上げてから、実際に鍛えた筋肉を生かした動きをさせ、うまく動ける経験を積ませたことでより自信がついた。そう感じます。

おもしろいなと思ったのは、広場で自分と同等の速さで走る犬と遊ぶ機会があった時。今までならただ追いかけていただけだったのが、追いかけさせ、フェイントをかけて相手を前へやり過ごし、後ろから追いかけてみる、なんてことをやってのけたのです。そんなことわざわざ教えなくても出来る子はいくらでもいるのですが、うちの犬はそうではなかったので驚きました。しかもなんか得意げ。本人からすれば「技がふえた!」ってカンジなのでしょう。

こんな事を思い出しながら、最近私が思うのは
これは野生の肉食獣が遊びの中で子達に狩りの仕方を教える事と同じことなのかな、ということ。そして犬もソレを求めていると思うのです。それなのに私たち人間は大切な教育時期を観賞用熱帯魚のように、ただ見て、可愛がって育ててしまうだけだから、人にもオモチャにも興味がない、または長続きしない犬になってしまう。唯一本能を刺激する食と同類に走ってしまうようになるわけです。

めんどうくさいことではないはずです。なんでもいいわけですから。
隠したオモチャを鼻をつかって探し出すことでもよし、新しいコマンドを教えるでもよし。言ってみれば散歩だって「犬の為の運動」と思うのが間違いであって「群と共にパトロールに行く」と思って飼い主が行動すれば、犬だって親と共にこなす作業として認識するようになるのではないでしょうか。

人間的観点で物を判断し、押しつけるのではなく、
動物的観点になりきって考え、行動する。
親が子に生きていくための知恵を授け
子は自分の能力が伸びることで自信を持つ。


「フェイントのある動き」を我が子に教えることができ
母ちゃんとりあえず大満足。
でも、もっと色々教えてやるからな。



(hu)



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