フントスポルト

「泳ぎ」に興味を持ち始めたイオタ。




水際までは行くものの、水につかるのは怖い。
そのうち前足を片方ずつ使い
ちゃぽんちゃぽんと犬かきもどきの動きをやりはじめた。



腰がひけています。


マルコはこんなイオタを知ってか知らずか
彼女の前を悠々と泳いで見せます。
そしてそんなマルコが岸に上がってくると
イオタは切れます。

イライラした様子で水をカプカプ噛み、
周りに生えている草をひきちぎり、イライラをおさめたところで
再び前足だけ練習しだします。

練習中にマルコが周りをウロウロすると切れます。

「アタシが練習してるときに邪魔しないで！！！！！」

擬人化しすぎかもしれませんが
イオタは本当に人の子供のようでした。

マルコにできて、自分に出来ない事。
やってみたいのに、底の見えないことが怖くて
水に入れない自分のふがいなさ。
集中し、次こそは、次こそは！と思っているときに
周りをうろちょろされる苛立ち。
イライラとドキドキと制覇したいという欲のせめぎ合い。

気が済むまで練習させ、きりがよいところで帰ってきました。


イヌもヒトも、中身は大して変わらんな、
と思ったひと時でした　f ^ ^ ;

泳げるようになったら
彼女はまたひとつ自信を持てるようになる。
彼女の成長の一歩一歩を
見逃さず、応援し、支えてあげたいと思った時間でした。




(hu)




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